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理事長ブログ

東日本大震災から10年

2021-03-11


東日本大大震災から

10年が経過しました。

宮崎県のDMATして私達のチームが

宮城県仙台市に向かいましたが

どこでその活動を行うべきか

指示系統がなく、

自分達で活動の場所を探してほしいと

言われる状況でした。

 

電気が止まっていた為、DMATチームは

当院にいるスタッフと衛星電話を通じて

安全を確保しながら

医療支援の必要な地域を捜索しました。

携帯電話は使えなかったので

衛星電話を準備しておいて

本当に良かったと思ったものです。

 

そこで行き着いたのが

仙台市の隣の町の七ヶ浜町でした。

七ヶ浜町ではまだ医療支援活動が

行われていないことがわかりました。

 

七ヶ浜町では

町立の劇場施設を伴ったホールが

避難所になっており、

その一角で救助活動を行うように

当院から直接指示をして

医療支援活動を行うようになりました。

 

DMATチームは食料はもちろん

寝袋など全てあらかじめ

当院で用意したものを持参し、

被災地の方達の負担にならないよう

準備をして現地に入り

全行程4泊5日の医療支援を行い

第1陣はその活動を終了しました。

 

活動は主に避難の際に薬を持ち出せずに

日常服用していた薬が足りないとの要望が多かったので

阪神淡路大震災のような怪我の症状の方は少なかった為

持参した薬で対応することが出来ました。

 

更に宮崎県の殿のDMATチームとして

第2陣のチームを派遣し、

私もその一員として参加しました。

その状況は次回のブログで。

 

 

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