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理事長ブログ

終の住処

2019-08-30
雨が降り続いている中
今日は久しぶりの晴れ間が見えます。
以前、関東在住の親せきと
買い物をしていた時に
鮮魚コーナーのケースに並ぶお刺身のパックを見て
「今日は高いなぁ」
「なにこれ!こんなに安いの?」
同じ刺身のパックを見ての感想です。
お互い顔を見合わせて笑ってしまいました。
「東京じゃこんな値段で買えないわよ」
「盛り付けも綺麗で、このまま食卓に出せるわね」
と、感心しきり。
私はと言うとそれが当たり前で
その日はアジの刺身だったのですが
値段は350円。
うーん、セール日だったら298円だもんなぁ。。
と、もっと安い値段で買いたいと思っていたので
同じものを見ても、住むところが違うと
こうも金銭感覚は違うものだなと考えさせられました。
 
老後2000万問題がマスメディアで大々的に
取り上げられています。
確かに「備えあれば患いなし」と言うように
老後の蓄えを沢山持っているに越したことはないのですが
誰でも沢山持っているわけではなく
収入が減る分、支出を抑えるのは当たり前のことです。
しかし、前述の話のように地域格差はあります。
都会は収入が多い分、支出も多くなります。
田舎は都会に比べると収入は多少は低くなりますが
その分、物価が安い。
そう考えると老後は田舎でゆっくり。。と
考えるのもまた楽しいと思うのです。
私も延岡に生まれて、延岡に戻ってきて
30年になりますが、
延岡を出たい、都会に戻りたいとは
1度たりとて思ったことはありません。
勿論、祖父の作ったこの病院を守るということ。
地域医療に貢献するということ。
それは大前提ですが、自然に恵まれ、
美味しい海の幸、山の幸を日々味わえる。
これは人間の欲望の中の
1番先に出てくる「食欲」をしっかり
延岡の町満たしてくれているってことなんですよね。
それって人生を幸せって思えることなんだと。
もちろん、都会は
私の好きなクラシックの演奏会やミュージカル、美術館等
田舎に住んでいると見ることの出来ないものが
日々演奏され、上演され、開催されています。
だからそんな時は日々の仕事を頑張って
自分へのご褒美で
2~3か月に1度、東京でコンサート見たり
美術館巡りをして文化を堪能します。
当院のキャストも
有給を使って(当院は有給消化率ほぼ100%です)
ディズニーランドに行ったり海外に行ったりと
自分への、家族へのご褒美を楽しんでいるようです。
ですから、延岡に住んで
自然や人の温かさに触れて
穏やかに、楽しい日々を過ごし
たまに都会で自分の好きなことをエンジョイする。
と言う生活も全然ありと思うのです。
当院は病院、老健、有料老人ホーム、デイケアがあり
何かあったらすぐ病院で診ています。
そろそ老後の事を考えようと思っている方も
その選択肢の中に宮崎、特に延岡を
入れてくれると嬉しいなと思います。
東京までは電車と飛行機で3時間で着いちゃいます。
これから、秋にかけて
紅葉美しい神話の里「高千穂」や
延岡の秋の風物詩「鮎やな」等
秋の宮崎県北は美味しくて
楽しくて美しいことがいっぱいです。
まずは1度、延岡に足を運んでみてください。
その際は、高速道路を降りてすぐの場所に建つ
当院を1目見てください(笑)
私も還暦を過ぎて、今後の事をいつも考えます。
ずっと働いてきて人生の終焉は
やはり穏やかにゆったりとおいしいもの食べて
過ごしたいなと思います。
老後の人生。
沢山の選択肢があってよいと思います。
その一つに延岡で過ごすのもありかなと。
そのためにも当院では将来を見据えての
病院改革を行っています。
地元の人たちはもちろん、他県の人たちにも
喜んでもらえて本人もご家族も安心して
老後を過ごせる、親を見守ることが出来る
任せることが出来る医療法人で
あるためにこれからも頑張ります。
応援よろしくお願いします。
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