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理事長ブログ

新型コロナウィルスに対して

2020-03-03
幸いなことに宮崎県では
今だ診断された患者はいませんが
そのウィルスに対する恐れは
日に日に高まっています。
 
このウィルスが流行し始めたころ
医療機関としてその治療の一助になるべく
準備を行ってきましたが
改めてこの地域での
平田東九州病院の役割を考えると
県北には当院しかない緩和ケア病棟や
脳卒中輪番体制、
回復期リハビリテーション病棟など
現在県北の医療には
欠かせない機能を当院は持っており
またそこを利用する患者さんの多くは
新型コロナウィルスの感染に対する
ハイリスク患者ばかりです。
 
むやみに感染症に手を出し、
院内感染がひとたび起これば
当院の機能は崩壊し、
多くの患者の犠牲を見ることになるのは
火を見るより明らかで
それを考えると
我々のやるべきことは
今まで通り、脳卒中の輪番を守り、
緩和ケアを充実させ、
回復期リハビリテーションの成果を
向上させることにより
後方支援病院としての
機能を果たすことが
新型コロナウィルス肺炎の治療に
あたる病院の支援になると考えています。
 
医療は感染症ばかりではなく
多岐にわたっています。
 
目の前の話題にとらわれることなく
しっかり自分たちの役割を果たしていきます。
 
 
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